年末もだんだん押し迫ってきましたね。
わが家にお祀りして見守っていただいている神棚の御札を戴きに
いつも行く府中の大國魂神社に、お天気もいいし、行ってきました。
もう、初詣の準備がいろいろできていました。
神社は早くから準備をするのですよね。
でも、そうか。
新年の準備をするのに、もう早すぎる時期ではないのだな。
そう思ったら、きょう行ってやっぱり良かった。
わたしは、府中に住んでいるわけでもなく、
住んだことがあるわけでもないのですが、
でも、同じ沿線には住んでいるという
沿線繋がり、かな?
何故か、大國魂神社に足が向きます。
もう10年以上、行ってます。
神棚には、
お伊勢様の御札と氏神様の御札、
そして、なんだか心惹かれる大國魂神社の御札をお祀りしていて
日々見守っていただいているのです。
神社の正面の横には、
令和2年ねずみ年の大きな絵馬が飾ってありました。
令和元年、もう終わっちゃうのか~、、、
あっという間でしたね。
令和2年はどんな年になるのでしょうか?
東京オリンピックイヤーでもありますね。
どうか、良い年となりますように。
大國魂神社へは今年最後だったので、
今年一年のお礼の気持ちを込めて
お参りをしてきました。
おみくじも引きましたよ。
大吉と書いてありましたが、
こういうのは、まったく気にせず。
それより、書いてあるお言葉を
しっかりしっかり読みます。
「自分一人で学問が達成されたと思うな。
多くの人の教えがあったればこそである。」
というお言葉と、
もうひとつは、
「お天道様は、えこひいきしない。」
とあります。
よく心に刻んで
何事も謙虚に、
コツコツと生活していきます。
お参りをした後には、社殿の真裏にある
大銀杏の御神木の前で、しばし、エナジーをいただきました。
御神木の前に立って、御神木を見上げてゆっくり呼吸すると
なんだか、自分にくっついていたホコリやらなにやらが
どこかへいって、浄められた感がとってもあっていいのです。
そういえば、
この大國魂神社の、興味深いお話をひとつ。
昔昔、大國魂の神様が八幡様と一緒に、
二人で武蔵野の野原に行こうと、府中に出かけたそうです。
暗くなってきてしまい、
宿を見つけようとしても見つからず、
八幡様が、大國魂の神様に、
「ここで待っていなさい。私が宿を探してくる」
と言われて
一人で探しに出かけられたそうなのですが、
気に入った場所を見つけると、
そこに一人で住んでしまったんだそうです。
大國魂の神様、ずっと待って待って、待てどくらせど、
八幡様は全然帰ってこない。
待ちくたびれた大國魂の神様は、
「まつのはつらい。まつはきらいじゃ」
と言われて、そこの場所に住むことにしたんだそうです。
そこが、今の、大國魂神社がある場所だそうです。
このことから、大國魂神社では「待つ」を「松」にたとえて、
松の木を嫌うようになったのだそうです。
今でも、境内に松の木は一本もありません。
植えても、すぐ枯れてしまうということです。
神社も松の木を使わずに建てられて
神社ではもちろんお正月飾りは竹飾りだそうです。
そして、大國魂神社のある府中でも、
お正月の門松にも 松を使わない習慣が
今でも残っているのだそうですよ。
こうして、昔から語り継がれてきていることを知ると
同じ景色が、また、ちがったふうにも見えてきたりして、
興味深いです。